センター長あいさつ

臨床研究・治験センター長
伊藤 澄信
革新的医療技術開発研究センター 特任教授
順天堂大学は、医学と健康医学の両面から健康を科学する健康総合大学として、日々、より良い医療の提供のために邁進しております。本学医学部には附属6病院を合わせると3,589床(2024年5月15日現在)という国内最大規模の臨床プラットフォームがあります。各附属病院は、三大疾病などの一般的な疾患に加え、多くの難病や希少疾患をお持ちの患者さんが通院され、膨大な臨床データを蓄積している医育機関です。
現在、臨床研究・治験の分野において中核的な役割を果たす医療機関には、基礎研究から実用化まで一貫して支援する人材・体制を整備し、強力かつ切れ目ない効率的な開発の実施が求められています。そこで順天堂医院では、学内の臨床研究を支援する部門を統合し、2018年1月に臨床研究・治験センターを設立いたしました。2020年3月には厚生労働省から13番目の臨床研究中核病院として認定され、企業との連携、医療ベンチャー支援を行う順天堂GAUDI・エンタープライズ機構と協業しながら、治験や特定臨床研究によってウェルビーイングの高みを目指しております。医療機器メーカーが林立する文京区本郷、東京駅から2駅という御茶ノ水に立地する当センターは、学外の方々と協働するには最適な施設であると自負しております。いつでも、どなたでも、当センターへお越しください。新たな医療イノベーションの創出に貢献して参ります。