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RAFFINEについて

心房細動患者登録研究RAFFINEについて

このたび順天堂大学 循環器内科・脳神経内科を中心に、心房細動患者を対象にした観察研究を実施することになりました。心房細動は高齢化にともなう発症頻度の増加や脳梗塞の原因疾患として注目されていますが、新規抗凝固薬の開発もあり、その治療は新たな展開をむかえています。そこで、実臨床での心房細動患者への抗凝固薬の使用方法や患者リスク、そして予後を調査する目的で、多施設共同患者登録による前向き観察調査を行うことになりました。本研究では多数の施設に参加いただき、4000例以上の心房細動患者を登録し、最長5年の予後を追跡する予定です。

生活習慣病となった心房細動は診療所から病院、多くの診療科にて加療されるようになった疾患の一つです。これまで不整脈専門施設医師の観察研究はありますが、現状に則した実態調査はなく、今後の日常診療に役立つ臨床研究となることが期待されます。さらに本研究結果は今後の心房細動治療ガイドラインにも大きな影響を及ぼすものと思われます。
つきましては、実臨床で心房細動治療に携わっておられる先生方にご賛同、ご協力いただき、当研究へのご参加をお願い申し上げる次第です。